2012年5月17日 (木)

コシダとウラジロの新芽 続報

5月3日のこのブログに、コシダ と ウラジロ の新芽の写真を出しました。いま、シダの仲間の新芽、新葉は盛んに伸びている最中です。

個体差や環境による違いも大きいのですが、コシダ と ウラジロ の葉がどんどん伸びています。前に出した写真より一二段進んだものを紹介しておきます。

左右の羽状の葉片の分岐点に成長点ができるのですね。ウラジロ は毎年1回、コシダ は3回分岐しています。熱帯の ウラジロ の仲間で、年中休まず分岐をくりかえして、つる状にジグザグ伸びているものを見たことがあります。

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上   コシダ   Dicranopteris linearis

下  ウラジロ   Gleichenia japonica

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2012年5月14日 (月)

チコリの再生芽

チコリ をサラダに入れて食べるのが好きなので、ときどきデパートの地下などで買ってきます。軟白栽培した チコリ を外側の葉から外して食べるのですが、どうしても茎の基部が残ります。

チコリ は夏に澄んだ青色の花をつけますが、私はこの澄みきった青が大好きです。チコリ はキク科に属していて、キク のような頭状花をつけ、キクニガナ という名ももっています。

少し冷涼気味の地方でないとうまく育たないのかもしれませんが、花を見るために、野菜の チコリ の使い残した部分を育てることにしました。

ベルギー産の チコリ の使い切った部分、茎を横断したもの、を皿に並べ、水に浅く浸しておきました。数日たつと、緑色の点が数個、へりに現われ、葉となって伸びだしました。

もう少し育ったら土に移して、どう伸びていくか様子をみることにします。

以前、このブログに使ったことがあるのですが、食用のため市販されている チコリ の写真も出しておきます。緑色のほうはベルギー産、赤みを帯びているのはアメリカ合衆国産と表示してありました。

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チコリ   Cichorium intybus

上、チコリ の再生芽

下、市販されている食用の チコリ

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2012年5月10日 (木)

毎年タツナミソウに出会います

よく買い物に行くスーパーマーケットの近くに池があります。そのまわりを一周すると、コースにもよりますが、2400 歩くらいです。

池をかこむ公園のマツ林のへり、日当たりのよいところに2か所ほど、タツナミソウ が群生しています。毎年、この時期に観察しています。同じ場所で、タツナミソウに出会うとほっとします。

ここでは、紫色の花をつける一般的な株と、白花のものとが見られます。名前のように、波頭を思わせるように花が集まって咲いています。

タツナミソウ はアジア東南部に広く分布していて、姿の変化も多いようですが、私が出合っているのは コバノタツナミソウ という型かもしれません。

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タツナミソウ    Scutellaria indica    上は紫色の花、下は白色の花をもつもの

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2012年5月 7日 (月)

キランソウが地面にへばりついて咲いています

しばらく前から キランソウ が紫色の花をたくさんつけています。もう盛りを過ぎた株も多くなりました。

キランソウ の茎は直立せず、地面をはっていて、マット状に広がるので、ジゴクノカマノフタ とも呼ばれています。

むかし、糖のことを調べていたとき、アジュゴースという名のオリゴ糖に出会いました。単糖が6個直線状に結びついている六糖類のひとつです。このアジュゴース (ajugose) というのは園芸的によく栽培されている セイヨウキランソウ Ajuga reptans から抽出されたのでその名がついたといいます。日本の キランソウ は Ajuga decumbens です。

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キランソウ   Ajuga decumbens

2012年5月 3日 (木)

コシダとウラジロの新芽

林のヘリなどで コシダ と ウラジロ が新芽を伸ばしています。コシダ と ウラジロ は近い仲間のシダですが、新しい葉の伸ばし方に特徴があり、美しい新芽の姿を毎年楽しんでいます。

冬のあいだ緑色の葉をつけていた コシダ と ウラジロ は春になると左右の羽状の葉片の分岐点から若芽を上方に伸ばしていきます。新芽に光があたると輝いて美しくみえます。

ウラジロ は左右に一対の大きな葉片をつくりますが、コシダ は分岐を繰り返し、6枚のやや小型の葉片をつくっています。

ウラジロ や コシダ は古くから正月飾りや供物の敷物などに使われてきました。「裏白売り」 は正月の 「門松売り」 とともに 『洛中洛外図屏風』(上杉本) に描かれています。

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上   コシダ   Dicranopteris linearis

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ウラジロ

Gleichenia japonica

2012年4月30日 (月)

キイチゴの仲間が順々に花をつけはじめました

春もたけなわとなり、あちこちで キイチゴ の仲間が花をつけるようになりました。私の家のあたりでは、まず クサイチゴ が開花します。

クサイチゴ は茎や葉がやわらかで、草っぽいのですが、草ではなく、小型の木本です。トゲもしっかっりついています。

クサイチゴ に続いて花を開いているのが、この辺に多い ナガバモミジイチゴ です。クサイチゴ の実は赤色、ナガバモミジイチゴ は黄色に熟し、おいしく食べられます。

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クサイチゴ   Rubus hirsutus

2012年4月27日 (金)

アケビが実るのを待っています

アケビ や ミツバアケビ、ムベ などの花が咲き終わりました。

わが家の垣根にも アケビ が毎年つるを伸ばし、花をつけています。いつも大きく刈り取られてしまいますので、花をつけても結実することはありません。しかし、昨年は全く手を入れなかったので、今年は アケビ のつるが繁茂しています。

雌花をたくさんつけていますので、実を初めて楽しむことができるかもしれません。

五枚葉の アケビ の仲間で、三枚葉の ミツバアケビ の写真も並べておきます。

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アケビ

Akebia quinata

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ミツバアケビ

Akebia trifoliata

2012年4月22日 (日)

新葉で置き換わるユズリハの古い葉

春も終わりに近づき、ユズリハ の新葉が伸びています。新しい葉が展開したもの、新芽が伸びだしたばかりのものなど、さまざまです。株によっては芽がまだ動き出していないものもあります。

新しい葉が展開したあとでは、ユズリハ の古い葉は垂れ下がり、枝から離れて落ちていきます。新旧の葉が代を譲るというので ユズリハ というのですね。

ユズリハ の大型の葉は古くから食べものや供物を盛るのに使われていました。先祖への供え物や長寿を祈る具に ユズリハ を使うことは 『枕草子』 にも出ています。正月飾りにも使われてきましたが、このごろは本物の ユズリハ の葉を使っているのを見ることは少なくなりました。

新しい葉を展開している ユズリハ と花を咲かせようとしている株の写真をお見せします。

D7a_0389v ユズリハ

Daphniphyllum

macropodum

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2012年4月21日 (土)

カテンソウ - 美しいイラクサの仲間

私の住んでいるまちの隣の市の山ぎわに、カテンソウ が群生しているところがあります。小さな穂の先についている雄花が開くと、五角形の星のようにみえます。

白と赤のコントラストが美しく、イラクサ の仲間のようにはみえません。地味な雌花は葉のつけ根にかたまって咲いています。

カテンソウ を初めて見たときには、名前も、属する科も全く見当がつきませんでした。

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カテンソウ

Nanocnide japonica

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2012年4月18日 (水)

フデリンドウは今年も元気に咲いています

毎年この時期になると フデリンドウ の花を見に行きたくなります。私の家の近くでは フデリンドウ の群生地を三ヶ所ほど見つけていましたので、今年も巡回してきました。

住宅地に近いのですが、あまり荒らされずに元気に咲いています (掘られたような跡も見られることがあるのですが)。春咲きの リンドウ の仲間が日当たりのよい場所でたくさんの花をつけているのは見事です。天から星が落ちてきて野原に散らばっているようです。ソメイヨシノ などの サクラ の花が終わる頃には フデリンドウ の盛りも過ぎています。今日あたりは花びらの澄んだ青色もうすくなってきていますが、まだ、花は残っています。

今年は群生地を一つ新たに見つけました。そこで写した フデリンドウ の写真を紹介します。

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フデリンドウ

Gentiana zollingeri

2012年4月14日 (土)

ヒメウズが愛らしい花をつけています

ヒメウズ は、やや暗い林の中から日当たりのよい石垣まで、日光や水分の条件がかなり異なるところでも生えています。その環境によって ヒメウズのかたちはかなり違っています。

ここでお見せする ヒメウズ は、日当たりがよく乾き気味のところに生えている株です。近くの公園の石垣の間に何株も生えています。みな、ちょっと小ぶりですが、よく花をつけています。強い日照に耐えているという印象を受けます。

ヒメウズ は オダマキ の仲間で、オダマキ の花を小型にして、つくりを簡単にしたようにみえます。以前、林の中で花をつけていた ヒメウズ の写真を紹介したことがありましたが、そちらの ヒメウズ からは弱々しい印象を受けました。

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ヒメウズ  Semiaquilegia adoxoides

2012年4月12日 (木)

ツタバウンランが茎(ほふく枝)を伸ばしています

家の近くの公園の石垣に ツタバウンラン がたくさん生えて、花をつけています。ツタバウンラン は日がよく当たる石の間などが好きで、横にはう茎(ほふく枝)を出して広がっています。ピレネー山脈のふもとで、石垣で咲いている ツタバウンラン を見たことがあります。

ツタバウンラン はヨーロッパ原産ですが、以前、ロックガーデン用の園芸植物として栽培されていたものが野外に逃げ出したものだそうです。このごろは ツタバウンラン をあちこちで見かけるようになりました。

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ツタバウンラン  Cymbalaria muralis

2012年4月11日 (水)

木の幹も面白い表情をみせています

先日、近くの低い山に登ったとき、いろいろな木に名前の標識がついていました。まだ葉を落としたままの樹木も多いので、名前の表示は助けになります。

登っていく道筋に生えている アオモジ、カラスザンショウ、カゴノキ、ノグルミ、イヌシデ、クロキ など、木の幹や樹皮の表情はさまざまで、楽しませてくれました。

ここには、花の盛りを過ぎたばかりの アオモジ の幹と、トゲだらけの カラスザンショウ の幹の写真を出しておきます。アオモジ の花はそのあたり一帯を明るくしていました。カラスザンショウ が大木になっているのには驚きました。

D7a_9623vアオモジ

Lindera citriodora

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カラスザンショウ

Fagara ailanthoides

2012年4月 8日 (日)

ハリギリの芽吹き

近くの低い山に登ってみました。標高 319 m で、頂上に白山城址という城跡があります。登る途中に ヒノキ の人工林が続いているところは見通しが悪いのですが、それでも結構自然の植生も楽しめました。

いろいろな木々が花をつけたり、芽を伸ばしはじめていました。アオモジ の花は見事でしたが、盛りを過ぎていました。

ハリギリ の若木にも何度か出会い、トゲと若芽の姿が面白かったので、カメラに収めました。ハリギリ の若芽は食べておいしいそうです。

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ハリギリ

Kalopanax septemlobus

2012年4月 5日 (木)

野原のベロニカ - オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ とは不運な名前がつけられていますが、オオイヌノフグリ が属している クワガタソウ属 (Veronica) には美しい花をつける植物も多く、園芸的に栽培されています。この属名 ベロニカ あるいは ヴェロニカ というのは聖ヴェロニカに由来しているといいます。聖ヴェロニカはイエスが十字架を負って処刑の丘に向かう途中、顔の汗をぬぐったとされる女性です。

いま、オオイヌノフグリ は道端や畑のへりなどで満開です。集まって咲いていると空の星が地上に落ちてきたようです。

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オオイヌノフグリ   Veronica persica

2012年4月 2日 (月)

勢揃いしているヒメオドリコソウ

春になると道端や畑のへりなどで競って咲いている草が多いのですが、群落をつくって咲いていることが多い ヒメオドリコソウ も目立ちます。

ヒメオドリコソウ はヨーロッパから入ってきた帰化植物ですが、日本の春にもなじんでいます。背の低い ヒメオドリコソウ ですが、近づいて拡大してみると、先端が三角形に尖っている葉の重なりが面白く感じられます。

植物体全体が紫色に染まっていることも多いですね。花と葉がともに紫色となり大きな群落をつくっていることもしばしばです。

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ヒメオドリコソウ

Lamium purpureum

2012年3月30日 (金)

アオモジの淡い香り

私が住んでいるあたりでは、野山の木々でまっさきに春を告げるのは アオモジ です。葉に先立って花をつけますが、開花中に新葉が伸びてきます。

今年は アオモジ の花を見に行くのが少し遅れて、花と葉の新芽を同時に見ることになりました。

アオモジ の材には芳香があり、楊枝 (ようじ) として使われてきました。花や若葉の時期にも、よい香りがかすかにします。

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アオモジ

Lindera citriodora 

2012年3月28日 (水)

満開のヒュウガミズキとトサミズキ

ヒュウガミズキ と トサミズキ は毎年春の訪れを告げてくれますが、今年は開花が遅れていました。

ヒュウガミズキ も トサミズキ も、ふくらんでいたつぼみがなかなか開かなかったのですが、開きはじめたら、あっという間に満開となりました。いつも ヒュウガミズキ に少し遅れて トサミズキ が開花すると感じていましたが、今年は、私の住んでいるあたりでは逆になったようです。来年から開花の時期をちゃんと記録することにします。

トサミズキ の実が面白い形をしていたので、写真に撮りました。昨年の実の「から」から種子はとっくにはじけ出てしまっています。

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ヒュウガミズキ  Corylopsis pauciflora

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トサミズキ  Corylopsis spicata

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トサミズキ の実

2012年3月26日 (月)

フラサバソウも存在を主張しています

オオイヌノフグリ や タチイヌノフグリ は クワガタソウ属 Veronica の帰化植物ですが、同じ属の フラサバソウ もいま花をつけています。これもヨーロッパからの帰化植物です。

フラサバソウ は小型で、花の色も淡い青色なので、目立ちにくいのですが、このごろは個体数がかなり増えてきたように思います。以前は、珍しい草ということでしたが。私がウォークに使っている道の両側にもたくさん生えています。

フラサバソウ という変わった名前はこの植物が日本に入ってきていることを報告したフランスの研究者、フランシェ (Franchet) とサヴァティエ (Savatier) の名をくっつけたものです。

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フラサバソウ  Veronica hederifolia

フラサバソウ 

2012年3月23日 (金)

小紋風のトウダイグサ

ほぼ日課にしているウォークの折に見かける風景がめっきり春めいてきました。トウダイグサ が道端に群生しています。

トウダイグサ の群落を上から見ると、ほぼ等間隔に並んでいるようにみえます。一部を写真の枠の中におさめると、小さな文様を一面に散らした「小紋」のようにもみえます。小紋は型染めなどによく使われたパターンといいます。

トウダイグサ は灯台草ですが、この「トウダイ」は岬や港などに設置する塔ではなく、むかし、油皿に灯心を立てて火をともし、室内を照らした台のことです。「灯台もと暗し」というのは、灯台の真下が暗いように、身近な様子が分かりにくい状況を指すのですね。

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トウダイグサ  Euphorbia helioscopia

2012年3月20日 (火)

サンシュユの花が満開となりました

何日か前に、開花を待っている サンシュユ のつぼみの写真を出しました。例年はもっと早く咲き出すのですが、今年は サンシュユ の開花はかなり遅れています。うちの株は彼岸の中日の今日、やっと満開になりました。

花をいっぱいつけた枝の写真と、前に出したのと同一の、実のついた枝の写真を出しておきます。

サンシュユ は中国、朝鮮原産で、18世紀の始めに日本に渡来したそうです。サンシュユ の幹の皮のはがれ方も面白いですね。そのうち、画像で紹介します。

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サンシュユ  Cornus officinalis

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2012年3月16日 (金)

小型のアイリスが咲きはじめました

今年は春の花が咲き出すのが遅れています。その中で、アイリスの仲間が2種類ほど元気に花を咲かせています。

カンザキアヤメ はしばらく前から花をつけていますが、すこし遅れて、小型のアイリスが花を咲かせています。花の色はカンザキアヤメより濃くて、株もまとまっています。Iris reticulata という種類だと思います。ミニアイリス、小町アヤメ などという名で売られているようです。もう少し経てば レンギョウ、サンシュユ、ミツマタ などが花開くと心待ちにしています。

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ミニアイリス Iris reticulata

2012年3月 5日 (月)

開花を待っているサンシュユのつぼみ

今日は二十四節気のひとつ、啓蟄ということですが、昨夜から雨模様です。

だいぶ前から サンシュユ のつぼみがふくらんでいて、今にも開きそうなのですが、開花にはあと数日待つことになりそうです。

冬の間、サンシュユ は赤い実をつけていて、はちきれそうでしたが、急にしわが寄って、しぼみかけています。本格的な春に向かって主役の交代なのですね。

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サンシュユ  Cornus officinalis

2012年2月28日 (火)

ツツジのさきがけ - ハヤトミツバツツジ

私が住んでいる福岡では春の野の花が開くのが今年はとくに遅れているので、先日撮ってきた鹿児島の花を出しておきます。

ミツバツツジ は春に葉が開く前に淡い紅紫色の花をつけますが、その一変種で鹿児島に自生している ハヤトミツバツツジ はとくに開花が早いといいます。

ミツバツツジの開花を見ると、春の到来を告げるさきがけとしていつも嬉しくなります。

ハヤトミツバツツジ というのは薩摩隼人からとった名なのでしょうか、それとも地名の鹿児島県隼人町 (現在は鹿児島県霧島市隼人町)に由来する名なのでしょうか?

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ハヤトミツバツツジ Rhododendron dilatatum var. satsumense

2012年2月24日 (金)

池田湖のオオバン

鹿児島の薩摩半島にある池田湖の様子を見に行きました。以前は伝説の怪獣 「イッシー」 とか 大うなぎ を看板にしていた観光地ですが、これらは今は人気がないようです。周囲の美しい自然環境を訪問者に訴える方向になりつつあるようにも見えました。

池田湖の生きものとしては オオバン の群れが岸近く寄っているのを見てきました。スケッチ的に写真をとったのを出しておきます。

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2012年2月21日 (火)

鹿児島も寒かった - ハクサンボク

福岡で寒さに凍えていましたので、少しでも暖かい鹿児島に行こうと思い、小旅行に行ってきました。九州最南端の指宿や開聞岳のあたりを回りましたが、こちらもちょうど寒波に襲われていました。

菜の花はきれいに咲き揃っていましたが、春の野の花はまだまだの様子でした。

開聞岳のふもとで ハクサンボク が実をつけていました。ハクサンボク は ガマズミ の仲間では少ない常緑樹ですので、赤い実と光沢ある緑の葉との対比が美しく感じられました。

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ハクサンボク  Viburnum japonicum

2012年2月17日 (金)

冬ぼたんが寒風に耐えています

前回のブログに続いてまた寒さに対する愚痴を書くことになりました。近くの野原に出ても、まだ春の花の先がけは見えません。緑の若草の気配も現われていません。

人の手が加わった栽培植物では花をつけているものが見られます。福岡市の箱崎宮花庭園で 冬ぼたん(冬牡丹)の花を見てきました。冬ぼたん というのは春咲きの ボタン を わら囲い などで管理して春に咲かせているものだと聞きました。

寒ぼたん というのは春と秋に花をつける二季咲きの ボタン を春に咲かせるように管理したものだそうです。今回、私が見たのは 冬ぼたん でした。ボタン の多くの種類が何十株か、よく揃って咲いています。

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ボタン

Paeonia suffruticosa

2012年2月13日 (月)

けなげなルピナス

今年は春の訪れが遅く。家の近くのいつものウォーキング・コース(何箇所か)では春の花が全く開いていません。例年、日当たりのよいところでは ホトケノザ や スミレ の仲間が咲き出しているのですが。

栽培されている花はどんな様子かと思って、福岡市の箱崎宮花庭園に見に行きました。ここでも、フクジュソウ はまだ全く姿を見せていません。

しかし、ルピナス がけなげに花の茎を立ち上げて咲いていました。ロウバイ も普通でしたら終りに近くなっている時期ですが、まだ新鮮さが失われていない黄色の花びらをつけていました。

この季節に ルピナス の花を屋外で見たのは初めてです。

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ルピナス

Lupinus sp.

2012年2月10日 (金)

トベラの実が割れて開きました

海に近い松林に沿って歩いて行くと、トベラ の木がたくさん自生しているのが目につきます。この間まで丸い実が黄褐色に熟していましたが、今では実は3つに裂けて、赤褐色の種子を露出させています。

トベラ には植物全体に独特の臭いがあります。災いをなす鬼を追い払うために節分の夜、この植物の枝を扉にはさんでいたといいます。そのため トビラノキ や トベラ などと呼ばれるようになったのですね。学名 Pittosporum tobira では 「トビラ」 となっています。

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トベラ  Pittosporum tobira

2012年2月 5日 (日)

スギの花粉が飛び散りそう

毎年、春先には花粉症に悩まされています。花粉をたくさん飛散させている スギ の木の近くに行っても格別何もおきないのですが、この時期、からだ全体が大気中の微粒子などに敏感になっているような気がします。

この春はどんな具合だろうかと、スギ の雄花の様子を見に行きました。ここに写真を出した スギ の株は毎年たくさんの雄花をつけています。今年も花粉の散布を前にして、はりきっているという印象を受けました。

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スギ  Cryptomeria japonica

2012年2月 1日 (水)

カクレミノの実が熟しました

夏の盛りに カクレミノ が黄緑色の花をつけていましたが、実は秋の深まりとともに次第に 緑色 - 赤褐色 - 暗褐色 と表面の色も濃くなり、冬になって黒紫から黒色となりました。

いつものウォークのコース沿いに カクレミノ がたくさん生えています。若い カクレミノ の木の葉は深く五つに裂けているものが多いのですが、木の生長とともに三裂の葉が多くなり、成熟した木の葉では裂けず、卵形のものがほとんどです。

ヒイラギ などでも成熟とともに葉のトゲが消えていく傾向がありますね。人間でも?

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カクレミノ  Dendropanax trifidus

2012年1月28日 (土)

カイツブリが集まってぐるぐる回っています

軽くウォークをしたいときなど、私の家から少し離れたところにある公園の池を一周するコースを使っています。

カイツブリ が浮いていたり、水中にもぐったりするのをよく見かけますが、ふだんはばらばらだったり、二羽が連れ立ったりしています。

しかし、先々週あたりから、集まって五六羽から十羽くらいの小さな群れをつくるようになりました。

春を前にしてけん制し合っているのか、一群でぐるぐる回っています。

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2012年1月25日 (水)

春のさきがけ - ロウバイ

大寒に入り、冷え込みも一段ときびしくなっています。私が住んでいる北部九州でも昨日から雪が断続的に降っています。まだ、積るというほどではありません。

この寒さの中で ロウバイ が春にさきがけて盛んに花をつけています。ロウバイの 花には花被が多数ついていますが、花びら と がく の区別はつきません。株によってあざやかな黄色の花をつけているものと、色がやや淡く、ロウ質のように見えるものとがあります。

ここに出した写真の花は ロウ細工のように見えました。

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ロウバイ  Chimonanthus praecox

2012年1月20日 (金)

ラクウショウの気根

少し前のブログ (1月9日) に ラクウショウ の冬のシルエットと実の写真を出しておきました。

ラクウショウ は湿った土地や沼などでは幹の周囲の地面から気根(呼吸根)を出して呼吸を助けているのです。湿地にもよく育つので ヌマスギ という名も使われるのですね。

小石川の東大植物園にある ラクウショウ ではどうなっているか気になったので、見に行きました。そこの ラクウショウ は湿り気味のところに植えられているのですが、気根はみごとに発達して上に伸びて並んでいます。

ラクウショウ の近くには メタセコイア の林もあって、両方を比べて見て、楽しく時を過ごしました。

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ラクウショウ  Taxodium distichum

2012年1月15日 (日)

枝先の造形 - モミジバフウの実

秋から冬にかけて モミジバフウ の枝先に垂れ下がっている実が目立ちます。

モミジバフウ の実は独特なかたちをしていて、手にとってみると、その精巧な立体美に驚かされます。このブログでも実の写真をのせたことがありました(2009年1月4日)。この実は小さな実が多数集まって直径3-4 cm の球形になった集合果なのですね。

今年の冬も、近くの公園の モミジバフウ がたくさん実をつけました。地面に落ちてしまったものも多いのですが、枝先に垂れ下がっているものも見られます。

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モミジバフウ Liquidambar styraciflua

2012年1月 9日 (月)

冬のラクウショウ木立

私の家の近くにある公園には ラクウショウ (落羽松) が何本か植えられています。冬には葉が枯れて、落葉していますが、完全に落ちきっているわけでもありません。木立を見る角度によって寒々としていたり、枝に残っている枯葉が輝いていたりします。

ラクウショウ は原産地の北アメリカ大陸の温暖地域では湿地によく生えているといいます。この公園でも小さな水流に近いところに立っていて、元気に育っています。水湿地を好むことから、ラクウショウ は ヌマスギ とも呼ばれます。原産地の沼地で気根をたくさん水面から出している ラクウショウ の写真を見たことがあります。

中国ではこの植物を 落羽杉 というそうです。アメリカでは bald cypress です。

ラクウショウ の冬の姿は メタセコイア に似ていますが、樹形はやや太めで、幅広い円錐形です。

ラクウショウ のシルエットと、実をつけた枝の写真を出しておきます。

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ラクウショウ  Taxodium distichum

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2012年1月 5日 (木)

林の中の不気味な赤い塊 - ムサシアブミの実

冬の林の中を歩いていて、不気味なまでに赤いかたまりが目に入りました。近寄ってみると、ムサシアブミ の実をつけた茎が倒れていました。

ムサシアブミ は芽出しのときの形が変わっていて、最初は何なのか分かりませんでした。それが開いて2枚の葉となり、その葉の間から顔を出す花のかたちにも特徴があります。一年に3回も驚かされています。

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ムサシアブミ  Arisaema ringens

2011年12月28日 (水)

2012年 おめでとうございます

少し早いのですが、年末年始は忙しくなりそうなので、時間のあるときに新年のごあいさつをしておきます。

2011年は心に重く響く出来事が重なりましたが、2012年は明るい年になりますよう願っています。

明るい花の代表格である ヒマワリ の種子を並べてみました。2011年には ヒマワリ を何種類か植えてみたので、種子もいろいろな大きさや色、かたちをもつものが得られました。

ヒマワリ (Helianthus annuus) の数品種のほか、ジャイアント・サンフラワー (Helianthus giganteus) なども混じっていると思います。

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Helianthus spp.    ヒマワリ

2011年12月23日 (金)

野生のアオキの実

冬に入ると アオキ の緑の葉の間に赤い実が目につくようになります。庭などに植えてある園芸品種の アオキ は実が大型で、実が揃って赤く色づいています。

私がときどき歩いている林の中に アオキ が何本か自生しているところがあります。園芸品種にくらべると、実のつき方はややまばらで、色づきも揃っていないことが多いようです。しかし、緑と赤の実が混じってついているのも味わいがあると思います。

この林の中では、春に奇怪なかたちの花をつけていた ムサシアブミ が赤い実をつけ、重くなった実が軸ごと倒れています。ムサシアブミ の実の赤色は アオキ の実より一段とあざやかで、毒々しいほどです。

アオキの学名は アウクバ・ヤポニカ というのですね。「青木葉」が アウクバ になったようです。

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アオキ Aucuba japonica

2011年12月19日 (月)

シロダモの赤い実が目立ちます

D7a_7738v 「晩秋の赤い実」 シリーズを続けているうちに、すっかり冬となりました。葉や実を落としてしまっている植物も多いのですが、野山を歩いていると、赤い実をつけている木々がまだまだ目につきます。

ときどき歩きに行く小川べりに ヤブニッケイ と シロダモ が並んで生えています。どちらも葉に3本の葉脈が並行的に走っています。葉をちぎると クスノキ の仲間に独特のよい香りがします。このあたり (福岡県宗像市) は海に近く、クスノキ科の植物がいろいろ自生しています。

いまは ヤブニッケイ の青味がかった黒色の実と シロダモ の赤い実の両方を楽しむことができます。

シロダモ Cinnamomum tenuifolium

2011年12月14日 (水)

シロイヌナズナのロゼット

植物の はたらき方 や かたちのつくられ方 を調べるのに シロイヌナズナ (アラビドプシス) がよく使われています。一世代の期間が短く、ゲノムのサイズが小さいことなど、多くの利点があるからです。

シロイヌナズナ の画像jを見る機会は多くなっていますが、美しい画像にはなかなかお目にかかれません。実際に シロイヌナズナ の写真を撮ってみると、花は小さくて写しにくく、植物体の姿もななかなか整ってくれません。

仕方がないので、シロイヌナズナ の冬越しのロゼットの写真を出しておきます。屋外の環境で育てたものです。12月現在、花を咲かせている株もあります。

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シロイヌナズナ Arabidopsis thaliana

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2011年12月10日 (土)

冬枯れの中のスズメウリ

枯れた草の枝葉の間にかわいらしい球形の実がぶら下がっています。スズメウリ の実だと思います。

スズメウリ の実は カラスウリ などと比べてずっと小さく、直径は 1 cm あまりです。実の表面は秋には緑色をしていますが、次第に灰白色になってきます。

草の姿がちょっと似ている カラスウリ などと比べて小さい実なので スズメウリ としたのか、鳥の スズメ の卵に似ているので スズメウリ と呼ぶのか、どちらでしょう?

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スズメウリ  Neoachmandra japonica

2011年12月 8日 (木)

イノシシの運動場

私が住んでいる市のとなりの市の公園の一つは広くて、まわりの自然がよく保たれているので、ときどき野の花を見に行っています。

この公園の奥には、ほとんど人が行かない広場があって、イノシシ の運動場になっているようです。運動場といっても食べものをさがして地面を掘り返しているので、広い範囲の土がむき出しになっています。

ミミズ や昆虫の幼虫を探しているのだと思いますが、イノシシ の大きな体を保つには虫などをたくさん見つける必要がありますね。

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2011年12月 5日 (月)

晩秋の赤い実. 7. ヤブコウジ

私がよく行くスーパーマーケットの近くに池があり、一周すると2000歩あまりになるので、買い物ついでに軽いウォークをすることが多くなっています。

池のまわりの林には アカマツ、クロキ、コナラ、カクレミノ などの木が多く、その下で、いまはヤツデが花を咲かせています。にぎやかに花をつけていた ツワブキ は盛りが過ぎました。

林のへりでは ヤブコウジ が実をつけています。ここにある株の実の数は少なめで、ちょっと淋しい感じがしますが、日光を受けると赤く輝いて目だっています。

ヤブコウジ は正月飾りに使うので、暮れには鉢植えが園芸店などに並ぶと思います。

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ヤブコウジ Ardisia japonica

2011年12月 3日 (土)

晩秋の赤い実. 6. ハダカホオズキ

私の家から少し離れたところ (車で15分くらい) にある林の中で、毎年同じ場所に ハダカホオズキ が花と実をつけています。多年生ということで、同じ株なのでしょう。

まわりの木が葉を落とし、草も枯れているのが多い中で、ハダカホオズキ があざやかな緑の葉をつけ、赤い実を垂らしているのが目をひきます。

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ハダカホオズキ Tubocapsicum anomalum

2011年11月30日 (水)

晩秋の赤い実. 5. マユミ

ニシキギ が美しく紅葉して、赤い実もつけています。私が見た二三本の ニシキギ では鳥が実を食べに来ているのか、実のつき方がまばらでした。

代りに、近い仲間の マユミ が実をつけている写真をとりました。実は四角っぽく、四つに裂けて赤朱色の種子が顔を出しています。

昔はこの材で弓を作ったので、マユミ の名があるのですね。「まゆみ」 といえば、弓の美称にも使われ、真弓、檀弓 などと書きます。

マユミ の樹皮の繊維から作った檀紙 (だんし、まゆみがみ) というものもあったそうですが、今では主に コウゾ の樹皮を使っているようです。

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2011年11月27日 (日)

晩秋の赤い実. 4. ナンテン

暖かい地方の林の中で ナンテン を見かけることがありますが、秋になってつけている実はまばらで、穂が垂れていないことが多いようです。ただし、林の中などに自生している ナンテン は古く中国から渡ってきた栽培品の子孫だという考えが有力です。

ここに写真を出した栽培品種の ナンテン はびっしりと赤い実をつけていて、重くなった果穂を垂らせています。

ナンテン の実は乾燥させて 咳止めの薬として使うそうです。ナンテン の葉を重箱の赤飯などに添えているのを見たことがあります。飾りをかねた「清め」という意味でしょうか? ちなみに、ナンテン の葉は微量の青酸を含んでいるそうです。

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2011年11月25日 (金)

晩秋の赤い実. 3. ハクサンボク

秋になって、ガマズミ の仲間が赤い色の果実をつけているのが目につきます。

ガマズミ の仲間 (Viburnum ガマズミ属) の中でも秋の終りから冬にかけて美しさが一番保たれているのは ハクサンボク でしょうか。

ガマズミ属は冬に落葉するものが多く、また落葉前の虫食いも目立ったりするのですが、ハクサンボク は常緑の光輝ある葉をつけていて、赤い実と緑の葉のコントラストが弱くなった陽光の下で美しく映えています。

ハクサンボク の学名は Viburnum japonicum つまり 「日本のガマズミ」 ということで、いい名を占有していますね。

ガマズミ属は以前は スイカズラ科に属していましたが、新しい分類体系では レンプクソウ科に入れられています。

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2011年11月23日 (水)

ヒモサボテンの実 (ドラゴンフルーツ) を食べました

食用にする サボテン の実の種類は多いのですが、ヒモサボテン の仲間の果実はとくに美味で、姿も美しいと思います。この Hylocereus (ヒモサボテン属) の実は ドラゴンフルーツ、ピタヤ などと呼ばれ、何種類か市場に出ているのを見かけます。

ドラゴンフルーツ は海外からの輸入品だったり、沖縄から運んできたりするものが多いので、果実の表面が少し乾いていたり、小さな傷がついていたりすることがあります。たまたま、私が住んでいる福岡県で栽培された ドラゴンフルーツ が市販されていたので、手に入れました。

美しかったので、写真に撮ってから、切り割って食べました。白い果肉の中に ゴマ粒のような種子が散在しています。サクサクした食感で、適度な甘さがありました。

この ドラゴンフルーツ は ホワイトピタヤ とも呼ばれる種類で、Hylocereus undatus の果実だと思います。

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2011年11月17日 (木)

晩秋の赤い実. 2. クロガネモチ

東日本から来た人は九州の秋の クロガネモチ には強い印象を受けるようです。深い緑の光沢のある葉をつけた枝に朱赤色の実がびっしりついているからです。

クロガネモチ はクリスマスの装飾によく使われている ホリー (セイヨウヒイラギ) と同じ仲間 (モチノキ科 モチノキ属) ですが、葉にトゲがついていません。

ホリー の葉は ヒイラギ の葉と形が似ているので、セイヨウヒイラギ という名も使われていますが、ヒイラギ は P1050289h モクセイ科なのですね。